【ラマダン】2021年(1442 H)ラマダンチャレンジ 17日目
インドネシアのみならず世界じゅうのイスラム教徒の1年に1回の重要な行事、ラマダンが始まって17日目。
筆者も個人的に思うところがあって、イスラム教徒のインドネシア人の文化・習慣の一つを身をもって体験し、理解することを兼ねて、30日間、大胆にも断食にチャレンジする企画。
本日から4日間にわたり、筆者がラマダン期間中のインドネシアとマレーシアで遭遇または経験したエピソードについてお話しいたします。
ラマダン期間中、特に後半は要注意
本来ならばイスラム教徒にとて最も神聖かつ厳粛なラマダン月…
しかしながら、このような時期に限って盗みを働こうというコソ泥から、テロをやらかす「自称」イスラム過激派組織、等々、が残念ながら毎年いるわけです。
今年も、在インドネシア日本大使館から
ラマダン(断食月)における注意喚起
● ラマダン期間中も、テロへの警戒を怠らないでください。
● ラマダン期間中は、例年、一般犯罪も増加する傾向にあり、注意が必要です。
という注意喚起がメールで配信されていました。
(在インドネシア日本大使館からのメールは、登録すれば現地在住者でなくても誰でも受信できます)
話は逸れますが・・・
テロ組織はイスラムを名乗っていますが、決してイスラムではありません。
時代劇風に言うと「イスラムの名を語る狼藉者」あるいは「アッラーの名を語る狼藉者」であって、テロをジハードとか言うような輩や、殉教して天国へ行けるなどと、まやかしの言葉で自爆テロ人員を集める輩は、決してイスラムでも何でもないのです。
(そもそも、ジハードの意味は「奮励努力する」です。テロや戦争という意味ではありません。)
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最も警戒しなければいけない相手、それは、、、
我々一般人(特にラマダン時期にインドネシアに滞在している一般外国人)が最も警戒しなければならない相手は、(信じられないかもしれませんが)ズバリ、警察官です。
特に、ジャカルタの警察官。
夜間、路上で無駄に検問(ラジア:Razia)を張っています。
そこにタクシーなどで通りかかると、当然(検問なので)停められます。
ここで、もし、パスポートを持っていない(ホテルに置き忘れてきた)場合は、一発で罰金を巻き上げられます。
(外国人はパスポートまたはKITASなどの「原本を」常に携帯する義務がありますので、これは言い逃れはできない)
もし、どこかで飲んできて酔っ払った状態であったり、不要にどこかの店のオネーチャンを横に連れていたり(タクシーに同情させていたり)した場合も、かなりイチャモンつけられて、罰金を要求される可能性も否めません。
(別に法律違反しているわけではないですが、ラマダンというイスラム教徒にとって神聖な期間なので、派手な行動は慎んだほうが得策です)
しかし、一切非がなくても、ヤツラ(警察官)は手を出してきます。
罰金、、、、ではないので、それこそ、袖の下(ワイロ)を要求してきます。
「通してほしければカネを出せ」という、本当にふてぶてしい態度です。
イメージ (出典: 無料イラストサイト 無料イラスト かわいいフリー素材集 より無料配布ダウンロード)
筆者も、かつて、これで泣く泣く悪徳警官に払った経験があります。
20万ルピア(Rp. 200.000,-、当時、約2,000円)です。
ホテルに帰っていたのですが、夜遅くの時間に小腹が減ったので、ホテルでの食事(が割高なので)をケチって外へ(しかも、マクドナルドへ)食べに行った帰りです。
次の日が朝からジョグジャカルタへの移動を控えていたので、持久戦をする時間も体力も消耗するわけにいかず、泣く泣く払ったのですが、結果的に非常に高いマクドナルド代となってしまい、今思い出しても非常に腹が立ちます(苦笑)
この時期に悪徳警官が善良な一般人から巻き上げる理由
ラマダン月間が終わると、レバラン(Lebaran)という断食明け休暇があります。
ハリ・ラヤ・イドゥル・フィトリ(Hari Raya Idul Fitri)ともいいます。
昨年と今年はコロナ禍のため規制禁止が通告されていますが、通常であれば、民族大移動よろしく、大半のインドネシア人が田舎へ帰省します。
帰省して、家族が集まって、飲めや食えやのパーティーが続きます。
当然、そのためには、お金が要ります。
インドネシアの警察官は、一般的には薄給と言われています。
(薄給だけど権限は持っているので、タチが悪い)
じゃあ、手っ取り早く集金する方法は、といえば、検問でも張ってカネもってそうな外国人または華僑が通ればカネを巻き上げる・・・
話は再び逸れますが・・・
ラマダン期間中のみならず、ジャカルタ市内で夜間や早朝に空港(スカルノハッタ国際空港)へ向かう際は、非常に要注意です。
空港へ向かう外国人をターゲットに検問を張っていることが多いです(現在でも)。
対策として、搭乗する飛行機は早朝便を避けるか、無理な場合は前夜のうちに空港近くのホテルへ移動して、そこで一泊するのが賢明です。
(スカルノハッタ国際空港近くにホテルはたくさんあります。近くと言っても車移動が必要な距離ですが。)
また、余談ですが、、、、
クリスマス前のフィリピン(特にマニラ)も、悪徳警官によるカツアゲが横行すると言われています。
理由は同じ。クリスマスにお金が要るからです。
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本日の朝食(サフール:sahur)と夕食(イフタール:iftar)
本日のFajar(暁:夜明け前)3:39、Magrib(日没)18:44
前夜の就寝時刻 22:30、起床時刻2:30(祝日なので7:00から13:00まで昼寝しました)
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