【ラマダン】2021年(1442 H)ラマダンチャレンジ 18日目
インドネシアのみならず世界じゅうのイスラム教徒の1年に1回の重要な行事、ラマダンが始まって18日目。
筆者も個人的に思うところがあって、イスラム教徒のインドネシア人の文化・習慣の一つを身をもって体験し、理解することを兼ねて、30日間、大胆にも断食にチャレンジする企画。
本日から4日間にわたり、私がラマダン期間中のインドネシアとマレーシアで遭遇または経験したエピソードについてお話しいたします。
(その2日目)
ある意味、ダシに使われた?
これも、ラマダン期間中のジャカルタでのエピソードです。
昨日の非常に腹が立つ悪徳警官の話とはうってかわり、ちょっと苦笑したくなる話です。(実話です)
主人公は、タクシーの運ちゃん(中年男性、イスラム教徒)。
ラマダン期間中のある日、朝からホテルの玄関でブルーバード・タクシーにピックアップしてもらい、ジャカルタ市内をいろいろ連れて行ってもらおうとしていました。
(まだGrabやGojekが存在しなかった頃です)
お昼ごろ、、、
運ちゃんから「お腹は減らないか?」と尋ねてくるので、
「そろそろお昼だし、お腹は減ってきたかな」と私が返答すると、
「じゃあ、昼メシに行こう」と言ってきます。
たいてい、こういう場合は、運ちゃんも一緒にメシ食わせてもらって、おごってもらおうという魂胆です。高いところに連れていかれるわけでもなく、日本に比べると一食当たりの外食費も安いので、筆者としては全然問題ないのですが。。。
問題は、まだラマダン期間中、かつ、日中。
ムスリムは、一切の飲食はできないはず。
そこで、
「いいけど、、、おっちゃん、今、ラマダンでは?断食中でしょ?」
と尋ねると、なかなかぶっ飛んだ(というか笑いを堪えるのに必死になる)台詞が返ってきて、、、、
「非ムスリムのお客さんを連れているときは、昼間でも一緒に食べてもいいんだ。お客さん優先だから。」
爆笑(を堪えました)。
しっかりと(筆者のおごりで)昼食を食べてましたよ。
私は別に構わなかったのですけどね。
そのあと、南ジャカルタのラグナン動物園(Kebung Binatang Ragunan)まで連れて行ってもらい、動物園の中も(護衛代わり?に)ついてきてもらったのですが、炎天下をかなり歩いたので、当然、喉が渇く・・・
はい、(非ムスリムのお客を連れているという名目で)私としっかりジュースを飲んでいました(爆笑)。
さらに、
「ちょっと一服してもいい?」
と(私の許可を取ってから)煙草まで吸うし。。。一回だけでしたが。
(まだ日没前です。断食中は喫煙もダメです。というか「お客さん」である筆者は非喫煙者なんですけど。)
いい運ちゃんだったから、筆者としては全然構わないのですが、イスラムのルールで「お客さんを一緒の時は断食が免除される」という規定はありませんので、イスラム教徒のみなさんはマネしないように(笑)
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本日の朝食(サフール:sahur)と夕食(イフタール:iftar)
本日のFajar(暁:夜明け前)3:37、Magrib(日没)18:44
前夜の就寝時刻24:00 、起床時刻2:30
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