【ラマダン】2021年(1442 H)ラマダンチャレンジ 3日目
インドネシアのみならず世界じゅうのイスラム教徒の1年に1回の重要な行事、ラマダンが始まって3日目。
筆者も個人的に思うところがあって、イスラム教徒のインドネシア人の文化・習慣の一つを身をもって体験し、理解することを兼ねて、30日間、大胆にも断食にチャレンジする企画。
本日は、イスラム教徒が何故断食をするのか、を解説いたします。
なぜ、ヒジュラ暦9番目の月(ラマダン)に断食をするのか
根拠は、クルアーン(コーラン)にあります。
第2章185節
(出典: アプリ Muslim Pro より)
「ラマダーンの月こそは、人類の導きとして、また導きと(正邪の)識別の明証としてクルアーラが下された月である。それであなたがたの中、この月(家に)いる者は、この月中、斎戒しなければならない。病気にかかっている者、または旅路にある者は、後の日に、同じ日数を(斎戒する)。アッラーはあなたがたに易きを求め、困難を求めない。これはあなたがたが定められた期間を全うして、導きに対し、アッラーを讃えるためで、恐らくあなたがたは感謝するであろう。」
つまり、ラマダンの月であるヒジュラ暦(イスラム太陰暦)の9番目の月の30日間、斎戒しなければならない、とあるためです。
斎戒とは、すなわち、断食をして食への欲を断つことです。
食欲だけでなく、あらゆる欲や、よくないことを、この1ヶ月間は断つこと、とされています。
(詳細は後日、お話しします)
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なぜ、イスラム教徒は断食をするのか
理由の一つは、クルアーンに書かれているから、です。
他にも理由があって、
・世界じゅうには満足に食べ物を得られない貧しい者もたくさんおり、断食することでそういう人々と共感する
・欲望を抑える訓練をして、日々の恵みに感謝する
・これをすることが、ムスリムにとって「いいこと」つまり、功徳のポイントアップとなるが、ラマダンの月にすると、このポイントが普段の数倍になる
(特にラマダンの月の最後の10日間のうちの奇数日のどれかは「みいつの夜」と言われ、この日の善行は1000ヶ月に勝るといわれている)
そして
・普段している悪いこと(犯罪ではなく、例えば、嘘をついたりサボったり、教義に反することをしたり、等)が、ラマダンの月に断食や禁欲をすることで帳消しにされる(…らしいです)
なので、私のムスリム友人の中には、普段は教義に反してビールや酒を飲んでいるものの、ラマダンの月に断食の他、善行をすることで、悪いこと(ビールや酒を飲むこと)が帳消しにされるから頑張るんだ、という者も(笑)
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本日の朝食(サフール:sahur)と夕食(イフタール:iftar)
本日のFajar(暁:夜明け前)3:57、Magrib(日没)18:30
前夜の就寝時刻 22:40、起床時刻 2:50
出勤日
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