【ラマダン】2021年(1442 H)ラマダンチャレンジ 2日目

インドネシアのみならず世界じゅうのイスラム教徒の1年に1回の重要な行事、ラマダンが始まって2日目。

筆者も個人的に思うところがあって、イスラム教徒のインドネシア人の文化・習慣の一つを身をもって体験し、理解することを兼ねて、30日間、大胆にも断食にチャレンジする企画。

本日は、ラマダンとは何なのか、を解説いたします。

 

ラマダン=イスラム暦の9月。ラマダン≠断食をすること。

世間一般でよく勘違いされているのが、「ラマダンとは、イスラム教徒が断食をすること」という誤解。
断食をすることがラマダンではありません。
断食は、プアサ(puasa:インドネシア語)やサウム(saum、صوم:アラビア語)ともいいます。

ラマダン(Ramadan:インドネシア語、رمضان:アラビア語)とは、ヒジュラ暦というイスラム太陰暦の9番目の月のことです。
ヒジュラ暦の9番目の月の30日間、イスラム教徒は夜明け前から日没までの飲食を一切断つ(すなわち、プアサやサウムと呼ばれる断食をする)のです。


(出典:https://pontianak.tribunnews.com/ より拝借)

 

ヒジュラ暦(イスラム太陰暦)の各月の名前
※注:カタカナはインドネシア語読みに準じています。アルファベットはインドネシア語。その後ろにアラビア語を付しています

1番目の月:ムハラム(Muharam、محرم):30日間
2番目の月:サファル(Safar、صفر):29日間
3番目の月:ラビウル・アワル(Rabiul awal、ربيع الأول):30日間(ムハンマド生誕月)
4番目の月:ラビウル・アヒル(Rabiul akhir、ربيع الآخر):29日間
5番目の月:ジュマディル・アワル(Jumadil awal、جمادى الأول):30日間
6番目の月:ジュマディル・アヒル(Jumadil akhir、جمادى الآخر):29日間
7番目の月:ラジャブ(Rajab、رجب):30日間
8番目の月:シャクバン(Syakban、شعبان):29日間
9番目の月:ラマダン(Ramadan、رمضان‎):30日間(断食の月)
10番目の月:シャワル(Syawal、شوّال‎):29日間
11番目の月:ズルカイダ(Zulkaidah、ذو القعدة):30日間
12番目の月:ズルヒジャ(Zulhijah、ذو الحجة):29日間(巡礼の月)

また、タイトルに「2021年(1442 H)」とありますが、1442 H は、ヒジュラ暦の1442年、という意味になります。
預言者ムハンマドがメッカからマディナへ移った(聖遷:ヒジュラ)したのがユリウス暦622年であり、この年をヒジュラ元年としています。

ヒジュラ暦はイスラム太陰暦で、月の満ち欠けを元にした暦ですが、いわゆる「旧暦」である太陽太陰暦と異なり、季節との関係も断たれているため、閏月による補正はありません。
なので、ヒジュラ暦の1年は354日しかなく、現行の暦であるグレゴリオ太陽暦から見て毎年11日(閏年は12日)短いのです。
ラマダン、すなわち断食をする月も、毎年11日(閏年は12日)前倒しになります。

2020年のラマダン:4月24日から5月23日
2021年のラマダン:4月13日から5月12日

 

 

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本日の朝食(サフール:sahur)と夕食(イフタール:iftar)

本日のFajar(暁:夜明け前)3:59、Magrib(日没)18:30
前夜の就寝時刻 22:45、起床時刻 2:50
出勤日

Sahur14Apr
朝食(サフール:Sahur):3:44食事完了

 

Iftar14Apr1
夕食(イフタール:Iftar):18:32

Iftar14Apr2
夕食(イフタール:Iftar)2回目(帰宅後)

 

 

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