【習慣・文化】インドネシア人の名前からわかること

インドネシア人の名前からわかること

インドネシア人の名前から、以下のことがわかる場合があります。
例えば、、、

・ 宗教
・ 生まれ月
・ 性別

 

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例1:宗教にちなんだ名前

名前に「Ahmad」「Muhammad」などが含まれている  ムスリム
名前に「Maria」「Christo」「Kristi」などが含まれている  クリスチャン
名前が(男性の場合)「I」で始まる、(女性の場合)「Ni」で始まる  バリ・ヒンドゥー

このような感じで、平均3~4個つける名前の一つに、宗教に関連した名前がついている人は多いです。
(バリ・ヒンドゥーの人々の名前については後述します)

 

例2:生まれつきにちなんだ名前

名前に「Aprianto」「Apriani」が含まれる  4月(April)生まれ
名前に「Oktaviano」「Oktaviani」が含まれる  10月(Oktober)生まれ
名前に「Natalia」が含まれる  12月生まれ  ※ クリスマス=Natal より

このような感じで、平均3~4個つける名前の一つに、生まれ月に関連した名前がついている人も多いです。

 

例3:男女別の特徴

「Putra」「Agus」「Adi」等々  男性
「Putri」「Dwi」「Ani」等々  女性

また、例2 の生まれ月にちなんだ名前でも、
「Aprianto」「Oktaviano」  男性
「Apriani」「Oktaviani」  女性

このような感じで、名前から男性か女性かがわかる場合も多いです。

 

前回の記事で紹介したインドネシアのアイドルグループ JKT48 のメンバー
マリア・ゲノフェファ・ナタリア・デシー・プママサリ・グナワン
(Maria Genoveva Natalia Desy Purnamasari Gunawan)
の場合、

Maria  クリスチャン
Natalia  12月生まれ

が、名前からわかります(笑)

 

 

日本人でも、女性で「やよい」さんとか、「さつき」さん、「はづき」さん、が、それぞれ3月、5月、8月生まれ?と推測できる場合もありますが、必ずしも一致するわけではないようですね….

 

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ヒンドゥー教徒のバリ人

余談ですが、
ヒンドゥー教徒のバリ人の場合、独特の名前がついていることが多いです。

 

例1
イ・グスティ・ングラ・ライ (I Gusti Ngurah Rai)

 

この名前を見てピンと来た方は、バリ島に何度か行かれたことがある方とお見受けいたします(笑)

バリ島の玄関口、デンパサール国際空港の正式名称が、イ・グスティ・ングラ・ライ国際空港(Bandar Udara Internasional I Gusti Ngurah Rai)です。

 

この人は、インドネシア独立戦争時のバリ島における司令官で、独立戦争時に玉砕した英雄です。

その功績を称え、デンパサール国際空港(バリ島)の正式名称に採用され、インドネシアの紙幣50000ルピア札の肖像画にもなっています。

 

 

名前の見方に戻りますが、、、、
I Gusti Ngurah Rai  のうち、

I  男性

但し、
I Gusti  バリ・ヒンドゥーのカースト第3階級(貴族・騎士)の男性

 

 

例2
ニ・マデ・アユ・ファニア・オーレリア(Ni Made Ayu Vania Aurellia)

 

彼女も JKT48 のメンバーですが、名前からバリ人、バリ・ヒンドゥー教徒、とわかります。
ツイッター: https://twitter.com/n_aureljkt48
インスタグラム: https://www.instagram.com/jkt48aurel/

Ni  女性
Made  2番目または5番目に生まれた子

そして、バリ・ヒンドゥーのカースト第4階級(平民)
(但し、バリ・ヒンドゥーの場合、日常生活においては本家インドのヒンドゥーほどカーストによる差別はないそうです)

 

 

もちろん、ここに挙げた内容以外にも、名前に関する特徴はあります。
インドネシアには200近くの民族が住んでおり、名前に対する習慣も多種多様なので、そのすべてを紹介することは不可能です。

 

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