【列車旅】インドネシア・ジャワ島の長距離列車
インドネシアの長距離列車のクラス(等級)は
・エグゼクティブ(Kelas Eksekutif)
・ビジネス(Kelas Bisnis)
・エコノミー(Kelas Ekonomi)
の 3つがあります。
ジャワ島の運行路線
まずは、ジャワ島の運行路線ですが、
ジャワ島全体
こんな感じです。
出典:PT Kereta Api (インドネシア鉄道会社)公式
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長距離列車の等級
長距離列車のクラス(等級)ごとの車内を見てみましょう。
エコノミー(Kelas Ekonomi)
飛行機のエコノミークラスのような感じ…ではございません。
もっと、しんどいシートです。
上の画像:Photo by にっぽネシアん
下の画像:出典:Tribun Jateng (TribunNews.com の中部ジャワ版)内の記事
http://jateng.tribunnews.com/2014/12/26/adanya-tiket-palsu-pt-kai-bersikeras-tidak-merugikan-konsumen より
シートの背もたれは完全固定式で、シートも硬いです。
(2018年7月に東ジャワ州内でエコノミークラスに乗車しましたので、今後レポートする予定です)
今はエコノミークラスの車内にもエアコンがありますが、約10年前くらいのエコノミークラスといえば、エアコンなしの蒸し風呂…でした。
ビジネス(Kelas Bisnis)
飛行機のビジネスクラスのような、いいものではございません。
私も乗車経験がなく、当然撮影した画像がないので、鉄道会社またはニュースなどの公式サイトから画像を借りてきたかったのですが、それら公式サイト上にはビジネスクラス車内のいい画像がなかったので、掲載なしです。
シートの背もたれは可動式です。
可動式と言っても、リクライニングできるという意味ではありません。進行方向にむけて背もたれの方向を変えられる、というだけです。
私もビジネスクラスにもまだ乗車したことがないのですが、エコノミークラスよりはまだ座りやすいと思われます。
今はエアコンも装備されているようですが、一昔前までは、ビジネスクラスの車内は扇風機でした。
扇風機なら、エコノミークラスの(一昔前の)蒸し風呂よりはマシでしょうか…
エグゼクティブ(Kelas Eksekutif)
日本人が乗車する場合は、よほど好奇心が旺盛な方以外は、これを利用すると思われます。
これは私が乗車した時の画像です。
(いずれも、特急アルゴ・パラヒャンガン号 ジャカルタ・ガンビル駅 ー バンドゥン駅)
このクラスは、以前からエアコン車です。
そして、半端なく寒いです。冷え性の私には、かなりつらいです。
冷え性の方は、長袖の上着を一枚か二枚羽織られることをおすすめします。
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運賃の違い
では、運賃の違いを見てみましょう。
インドネシアのチケット予約サイト Tiket.com を使って説明します。
インドネシア国内の列車のみならず、国内線の飛行機、インドネシア発着の国際線、ホテル、レンタカーについて検索でき、そのまま予約もできます。
(予約と言っても、クレジットカード等でそのまま決済して事実上購入するパターンですが)
Tiket.com
より、スクリーンショット画像を掲載させていただきました
(インドネシア語表記か英語表記のいずれかを選択できます。)
例えば、最長距離列車であるジャカルタ ー スラバヤ間の列車で検索してみると、
(中略)
(中略)
Tiket.com
より、スクリーンショット画像を掲載させていただきました
エコノミークラス(Kelas Ekonomi)
104,000ルピア(約1,040円)
(各停ガヤ・バル・マラム・スラタン号:ジャカルタ・パサールスネン駅 ― スラバヤ・グブン駅、15時間20分)
ビジネスクラス(Kelas Bisnis)
340,000ルピア(約3,040円)
(急行グマラン号:ジャカルタ・パサールスネン駅 ― スラバヤ・パサールトゥリ駅、11時間19分)
エグゼクティブ・クラス(Kelas Eksekutif)
485,000ルピア(約4,850円)
(特急アルゴ・ブロモ・アングレック号:ジャカルタ・ガンビル駅 ― スラバヤ・パサールトゥリ駅、9時間00分)
同じクラスの列車でも、時間帯あるいはサブクラス(座席位置など)で運賃は変わってきますが、最長距離路線で、この運賃を目安として差し支えないと思われます。
貧乏バックパッカー旅でエコノミークラスに15時間も揺られるか、ちょっと優雅にエグゼクティブ・クラスで9時間を過ごすか…
お急ぎの場合は、飛行機をおすすめします(笑)
ジャカルタ―スラバヤ間は、約 1.5 時間のフライトです。
注:所要時間は、いずれも遅延がなかった場合です。
インドネシアでは、最近はずいぶん減って定時運行率が増えたものの、一昔前までは、1時間程度の遅延はごく当然でした。
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