【VOA】インドネシアビザを、あえて取得する

インドネシアビザ、つまり到着査証(VOA)について

こちらの記事で詳細を説明しましたが、

要は、普通にインドネシアに遊びに来る日本人には不要のもの

と言ってしまうことも、問題ではありません。

 

しかし、考えようによっては、あえてVOAを取得(購入)する、という手もある、、、

ということについて、私見ですが、紹介したいと思います。

 

  1. スカルノハッタ国際空港から入国する場合、VOAを取得することで入国審査のファストパスが得られる
  2. 友人を訪問し、何らかのボランティア活動に参加する可能性がある場合
  3. スポーツに参戦する予定のある場合
  4. バリ島・ングラライ国際空港のファストパスについて

 

スカルノハッタ国際空港から入国する場合

今のところ、私自身の経験上の話ですが、、、

首都ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港から入国する場合に限って、あえてVOAを取得(購入)するというのも、ありです。

入国目的が観光と友人訪問しかなく、スポーツやボランティア参加の予定もなければ商談や買い付けの予定もない場合、モチロン、VOAを取得(購入)する必要はありません。

 

では何故、首都ジャカルタ(スカルノ・ハッタ国際空港)から入国する場合に限って、あえてVOAを取得(購入)することを勧めるかを、説明いたします。

 

スカルノ・ハッタ国際空港=インドネシアの玄関口

スカルノ・ハッタ国際空港は、首都ジャカルタにある国際空港です。

当然、国際線の発着はインドネシアで最も多いです。
(観光地バリ島のグスティ・ングラライ国際空港よりも多いです)

スカルノ・ハッタ国際空港は、ターミナルが3つありますが、2019年6月現在、国際線に供用されているのがターミナル2とターミナル3。

インドネシア国外からの航空機は、一部LCC(格安航空会社)を除き、ほとんどはターミナル3に到着します。

また、外国からの2つ以上の航空機が同時刻に到着することも珍しくありません。
国の玄関口とも言える国際空港の場合、一機しか到着しない時間帯のほうが珍しいくらいです。

 

降機した乗客が真っ先に向かうのが、入国審査ブース。
同時刻に複数の航空機が到着すると、それだけの乗客が一度に入国審査ブースに押し寄せます。

当然、入国待ちの外国人で長蛇の列になります。
正直言って、長時間フライトを終えて降機した後に、この長蛇の列を並ぶのは、かなりしんどいものです。

 

VOA専用カウンターがある

現在、インドネシアは168の国・地域の外国人に対し、VOA取得を免除しております。
VOA免除の条件は、観光や友人・親族訪問、芸術・文化活動の参加などで、ほとんどの外国人旅行者はこの範囲内に入りますので、ほとんどの外国人はVOAを取得(購入)せずに、直接、入国審査ブースに並びます

一方、一部の外国人は、VOAを取得してから入国するため、VOAカウンターが別のところにあります。

VOAカウンターは、入国審査ブースの手前にあります。
出典:ANA公式ウェブサイトより
https://www.ana.co.jp/ja/es/international/departure/airport/map/cgk.html

 

こちらの引用図では広さがわかりにくいですが、「1.VISA ON ARRIVALカウンター」「2.入国審査」のエリアは、かなり広いです。
よって、VOAカウンターは、入国審査ブースの「ずっと」手前にある感じになります。

 

VOAを取得する場合、入国審査ブースへは行かず、VOAカウンターへ行きます。

降機して入国する乗客がどれだけいても、現在はVOAカウンターへ行く乗客はほとんどいません
(ほとんどの乗客はVOAを取得せずに、直接、入国審査ブースに並ぶからです。)

 

VOA取得後は、入国審査ブースには並ばない

スカルノ・ハッタ国際空港から入国する場合ですが、、、

VOAカウンターでお金を払い、VOAステッカーをパスポートに貼ってもらった後、長蛇の列をなしている入国審査ブースには並びません

 

ターミナル2の場合、VOAステッカーが貼られると、その場(VOAカウンター)で入国スタンプも押されますので、同時に入国審査を終えており、長蛇の列を横目に入国審査ブースの横を素通りしてサクッと出ていくことができます。

ターミナル3の場合、VOAステッカーが貼られると、入国審査ブースの一番端っこのブースに誘導されます。
当然、ここにはほとんど人は並んでいません。
ここで、ステッカーを確認されて即座に入国スタンプを押されますので、長蛇の列を横目にサクッと出ていくことができます。

 

受託手荷物があればピックアップに行き、なければそのまま税関検査へ直行して、(税関で呼び止められなければ)無事入国となります。

ハッキリ言って、VOAなしで入国審査ブースの長蛇の列を並ぶよりも圧倒的に早く出ることができます
入国審査ブースが非常に混みあっている場合、VOAを取得したほうが(入国にかかる時間を)約1時間短縮できることもあります。

すなわち、VOA代金で時間を買う、ということができます。
ほぼ、「ファストパス」チケットを買うようなものです。

 

私の経験上、VOAブースに直行して黙ってパスポートと料金を出すと、ほぼ何も言われずに(尋問されずに)VOAステッカーが貼られています。
(インドネシア語で挨拶と軽い雑談はしても、入国目的や滞在場所などを尋ねられることはほとんどありませんでした)
一応、インドネシア出国のE-チケットも提示しますが、係官は見ていないことのほうが多いです(笑)

ただし、VOAなしで入国審査ブースに並んだ場合、長蛇の列を並ばされた挙句、入国審査官からあれこれ尋ねられ、インドネシア出国のE-チケットもキッチリ確認されるので、結構ダルいです(苦笑)。

 

VOA不要であっても、取得(購入)することに問題はない

31日以上滞在しない(どころか10日以内に出国する)のに、かつ、スポーツやボランティア参加、商談や買い付けもないのに、VOAを取得することは問題ないのか?

それは、まったく問題ありません。
(私はあえて、ほぼ毎回VOAを取得(購入)しております。)

 

但し、VOAが「ファストパス」として効果があるのは、スカルノ・ハッタ国際空港のみです。
例えば、スラバヤ・ジュアンダ国際空港では、VOAブースでVOAを取得(購入)した後で入国審査ブースに並ぶことになります。
(スカルノ・ハッタ国際空港やバリ島・ングラライ国際空港ほど長蛇の列にはなりません)

 

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VOA取得しておいたほうがいい場合

現地の友人の(何らかの)手伝いをする可能性がある場合

現地に友人がいて、その友人を訪問する場合は、気をつける必要がある場合があります。
(友人は、インドネシア人、現地長期滞在日本人、いずれであってもです)

 

私の例ですが、、、

私の友人(インドネシア人)の一人で日本語が堪能な人がいて、週に数回、高校で日本語の授業を持つ傍ら、自ら日本語学校を現地で運営しているのですが、

私がその友人を訪問した時のある日、午前中に高校で日本語の授業があるからついて来いと言われ、ついて行くとそのまま一緒に教壇に立たされ、日本語の授業をした、ということがあります。(モチロン、無償でです)

これは、れっきとしたボランティア活動になります。


「その時」の写真

 

2015年の日本人VOA免除後も、私はインドネシア入国時は毎回、念のためにVOAを取得(購入)しているので、突然ボランティアとして授業を頼まれても問題はありません。
(スカルノ・ハッタ国際空港から入国する場合は、VOAを買ったほうが早く外へ出られるから、という理由もありますが)

VOAなしで入国している場合は、(誘われて好意で授業をすることは)厳密にはアウトですので、気をつけたほうがいいと思われます。

スポーツに参加予定の場合

インドネシア入国後にサッカーの試合に出場する場合や、何らかの競技大会に出る予定がある場合は、VOAの取得は必要となっております。

また、年1回ジャカルタで開催される「絆」駅伝への参加される場合。
一応、競技大会に当てはまりますので、VOAを取得しておいたほうが無難と思われます。
(実際にはVOAなしで入国して参加されている方も多いと聞きますので、問題ないようには見えますが、「念のため」ということです。)

 

VOA取得はほぼ必要ない場合

逆に、VOAを取得する必要はない、と考えられるパターンですが、

・ スカルノ・ハッタ国際空港から入国しない場合
・ ツアーに参加してのインドネシア旅行(日本出国から帰国まですべてツアー)
・ インドネシアに友人がいない場合、または、会う予定がない場合

VOA取得がファストパスになるのは、スカルノ・ハッタ国際空港の場合ですので、例えばバリ島のングラライ国際空港から入国の場合は、これに当てはまりません。
(ングラライ国際空港では、別の「ファストパス」サービスがあります)

ツアーで参加の場合、ホテル滞在時以外と自由時間以外は団体行動になり、「VOA免除範囲」以外の活動など予定外のことを実行する余地は、ほぼないと思われます。
また、31日以上インドネシア一国に滞在するようなツアーも、ないと思われます。

友人がいなければ、または、友人を訪ねる予定がなければ、何らかのボランティアを頼まれたりすることもありえないと思います。

よって、これらの場合、VOA取得は必要ありません。

 

・ JKT48の握手会に参加してJKT48劇場で鑑賞を終えたらすぐ帰国する場合

JKT48などアイドル関係のイベント参加、いわゆるヲタ活は、VOA免除要件の一つである「芸術・文化活動への参加」と考えられますので、ヲタ活と食事以外、あるいはヲタ活以外にもヲタク仲間同士で交流を持つ以外、一切の活動はする予定はない、という場合も、VOA取得は必要ありません。
(但し、30日以内に確実に出国する場合に限ります)

 

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バリ島・ングラライ国際空港から入国する場合

バリ島・ングラライ国際空港には、空港入国VIPサービスというものがあるそうです。

(私はバリ島にもングラライ国際空港にも行ったことはありませんので、あくまでウェブサイト上の情報のみですが)

降機後、入国審査ブースに並ぶ前にアシスタントスタッフと待ち合わせて、そのスタッフと一緒に「VIPレーン」で入国審査を受けてサクッと入国してしまう、というサービスだそうです。こちらが本当の意味での「ファストパス」。

1人あたり40アメリカドル。

そのサービスの一例を挙げておきます。
バリ島・ングラライ国際空港から入国される方で、長蛇の列を並びたくない方、お金で時間を買いたい方は、ご検討してみてはいかがでしょうか?



 

 

 

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