【ニュース記事から】インドネシアの列車情報

インドネシア鉄道 Kereta Api のフェイスブックより


この画像を見て、飛行機のビジネスクラスを思い浮かべたかもしれませんが….

実は違います。

 

6月12日から運行を開始した、ラグジュアリークラス列車

特急 アルゴ・ブロモ・アングレック・ラグジュアリー
Ekspres KA Argo Bromo Anggrek Luxury

だそうです。

フェイスブック記事より

本文を読んでみますと、、、、

Kereta Sleeper ini memiliki fitur-fitur berupa Sudut reclining kursi hingga maximum 170 derajat, Kursi dengan pedestal (alas) kaki lipat, Cup holder, Meja lipat, Locker box dengan cermin dan USB power charger untuk smartphone, Headset port 3.5 mm untuk audio, LCD TV 12” dikontrol dengan remote control untuk multimedia, Kantong majalah, Lampu baca, dan buzzer untuk pemanggil penumpang kepada kru kereta.
このスリーパートレイン(注1)の特徴として、最大170度リクライニング可能な座席、座席の脚部の曲げ伸ばし(注2)、カップホルダー、折りたたみ式テーブル、鏡付きの収納ボックス(注3)、スマートフォン用のUSB式充電装置、オーディオ用の3.5mmイヤホンポート、マルチメディア12インチLCD TV(リモコン付)、雑誌収納ポケット、読書灯、乗務員呼出ブザー、を備えています。

Kereta Sleeper ini akan dirangkaikan pada KA Argo Bromo Anggrek dari kedua arahnya, baik keberangkatan Gambir dan keberangkatan dari Surabaya Pasar Turi.
このスリーパートレインは、ジャカルタ・ガンビル駅発(スラバヤ行)およびスラバヤ・パサールトゥリ駅発(ジャカルタ行)のいずれの特急アルゴ・ブロモ・アングレック号(注4)にも連結されます。

Dapatkan Tarif Promo Luxury Class Sleeper Train untuk keberangkatan 12-25 Juni 2018. Selama masa promo KA Argo Bromo Anggrek Luxury dapat dipesan dengan harga Rp900.000. Pemesanan dapat dilakukan di semua channel penjualan.
2018年 6月 12~25日出発のスリーパートレイン(ラグジュアリークラス)はプロモーション価格で利用できます。プロモーション期間中は、Argo Bromo Anggrek Luxury(特急アルゴ・ブロモ・アングレック号 ラグジュアリークラス)は 90万ルピア(約 9,000円:ジャカルタースラバヤ間片道)でご予約いただけます。 予約はどの販売ルート(窓口、インターネット)でも可能です。

(注1)Kereta Sleeper(Kereta:列車)から英語風に直訳した。列車とあるが一編成のうち数両を指している。
(注2)フェイスブック記事内画像3枚目参照。
(注3)フェイスブック記事内画像4枚目参照。頭部の横の収納ボックス。
(注4)特急の名称。Argo:運行会社名、Bromo:ジャワ島東部にある火山、ブロモ山、Anggrek:蘭(ラン)

 

 

実際に乗車してみました。

 

ラグジュアリー・クラスとは別の車両「プライオリティ・クラス」

 

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インドネシアの列車

次回、インドネシアの列車についてもっと詳しくお話しますが、、、、
まるで飛行機のビジネスクラスのようなシートの列車、何が珍しいの? 記事に取り上げる程度? と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 

インドネシアでは、東西に広がる広大な国土、幾万もの島、がある中で、「列車」はジャワ島とスマトラ島でしか運行されておりません。

ジャワ島全域、北スマトラ地域(メダンとその近郊)、西スマトラ地域(パダン近辺)、南スマトラ地域(パレンバン市内とその南側)のみです。


本地図は樹商事株式会社ウェブサイト「世界地図」の利用規約に基づき利用しております。
http://www.sekaichizu.jp/

それでも、ジャワ島だけでも東西に 900km 程度はありますので、長距離列車、夜行列車ともに運行されております。

 

が、しかし、、、、

夜行列車であっても、寝台列車は1編成も、どころか1両も運行されておりません。
すべて、座席(シート)タイプです。


エグゼクティブ・クラス(Kelas Eksekutif)車両内

 

路線と時間帯によって多少の違いはあれど、エグゼクティブ・クラス(Kelas Eksekutif)の車両内は、すべてこのような感じです。

9時間も走行する夜行列車であっても、寝台はありません。
座席シートのみです。

 

そして、フェイスブック記事にあるような170度リクライニングできるシートは「ラグジュアリークラス」のたった1両以外には存在しません。

日本で言う、4列シート(2列×2列)の夜行バスと同じ感じ、と思っていただければ差し支えりません。
なので、夜行列車の場合、正直、キツイです。

 

インドネシアの長距離列車のクラス(等級)は

・エグゼクティブ(Kelas Eksekutif)
・ビジネス(Kelas Bisnis)
・エコノミー(Kelas Ekonomi)

の 3つがあります。詳細は次回の記事にて。

 

そして、ジャカルタ首都圏近郊のコミューター路線以外はすべて非電化ですので、長距離列車はすべて

このようにディーゼル機関車の牽引を受けています。
特急アルゴ・ブロモ・アングレック号も同じです。

 

この特急アルゴ・ブロモ・アングレック号の運航路線ですが、ジャカルタースラバヤ間の、運行路線としては最も長い路線を走っており、その距離は約 780km。


特急アルゴ・ブロモ・アングレック号の場合、昼行便・夜行便の 1日 2本が、いずれも9時間かけて走行しております。

 

この距離は、、、、
神戸~鹿児島(陸路800km)とほぼ同じ。


新幹線「みずほ」号なら4時間弱の距離です。

 

 

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