【レポート】アルゴ・ウィリス・プライオリティ
インドネシア鉄道のエクセクティフ(Eksekutif)クラスすなわち1等車よりも上級クラスの車両について、以前レポートしましたが、
今回、アルゴ・ブロモ・アングレック号ラグジュアリー・クラス(Argo Bromo Anggrek Luxury)とはまた別の最上級クラス車両に乗車する機会がありましたので、レポートいたします。
アルゴ・ウィリス号について
アルゴ・ウィリス(Argo Wilis)号は、バンドゥン駅(Bandung)とスラバヤ・グブン駅(Surabaya Gubeng)を往復する特急。
アルゴ・ブロモ・アングレック号が走行する北海岸側ではなく、南海岸側を走行しますので、途中、観光地のソロ(ソロ・バラパン駅:Solo Barapan)やジョグジャカルタ(ジョグジャカルタ駅:Yogyakarta)を経由します。
毎日運行しておりますが、一日のうち
バンドゥン駅 朝 8:30 発 ⇒ スラバヤ・グブン駅 夜 20:19 着
スラバヤ・グブン駅 朝 7:00 発 ⇒ バンドゥン駅 夜 19:06 着
の各1本ずつしか運行しておりません。
アルゴ・ブロモ・アングレック号のような夜行便の設定はありません。
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アルゴ・ウィリス・プライオリティ
アルゴ・ウィリス号プライオリティ(Argo Wilis Priority)クラスは、エクセクティフ(Eksekutif)クラスすなわち1等車よりも上級クラスの車両で、アルゴ・ブロモ・アングレック号のラグジュアリー・クラスのような最上級と考えていただいて差し支えありません。
車両は1両のみ
アルゴ・ブロモ・アングレック号のラグジュアリー・クラスと同様、1編成に1車両のみ、先頭の機関車のすぐ後ろあるいは最後尾に連結されます。
座席は真ん中の通路を挟んで2列×2列の配置になっており、1車両28席となっております。
毎日の運行ではない
アルゴ・ブロモ・アングレック号のラグジュアリー・クラスと異なり、残念ながら、プライオリティ・クラス車両が連結されるのは、2019年9月現在、以下の曜日のみとなっております。
バンドゥン駅 ⇒ スラバヤ・グブン駅 : 毎週 金曜・日曜 のみ
スラバヤ・グブン駅 ⇒ バンドゥン駅 : 毎週 土曜・月曜 のみ
気になるお値段は?
アルゴ・ブロモ・アングレック号のラグジュアリー・クラスは、始発から終着までの全区間で乗車した場合で 125万ルピア(Rp.125.000,-:約12,500円)ですが、、、
アルゴ・ウィリス号のプライオリティ・クラスは、始発から終着までの全区間で乗車した場合で 80万~90万ルピア(Rp.800.000,- ~ Rp.900.000,-:約8,000円~9,000円)。
(画像はいずれも Traveloka よりスクリーンショットを撮ったものを掲載)
飛行機のビジネスクラスとまではいかないものの・・・
プライオリティ・クラス車両のみ、外観が違います。
飛行機のビジネスクラスとまではいかないものの、各席にはパーソナルモニターが設置されております。
私が乗車したときのアルゴ・ブロモ・アングレック号ラグジュアリー・クラスのパーソナルモニターと違い、しっかりと動いておりましたし、映画を見て時間をつぶすこともできました(笑)
ただし、シートはフルフラットにすることはできません。
この車両も、当然、冷房ガンガンで寒いです。
上着などで防寒対策を準備しておいたほうがいいと思われます。
弁当は無料で配布される
弁当も無料で配られます。
正直申しあげて、私が乗車したときのアルゴ・ブロモ・アングレック号ラグジュアリー・クラスの無料配布弁当よりも豪華です(笑)
弁当や飲料の無料配布は、プライオリティ・クラスの乗客に対してのみです。
ダイニングスペースもある
ダイニングスペースもあり、座席を離れてここで飲食や歓談することもできます。
無料配布される弁当以外にも、ここで何か注文できそうですが、そこまでは確認しておりません。
(置かれている水は無料です)
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トイレも豪華
豪華と言っても金ピカとかシャンデリアが飾られているとかの意味ではありません。
1等車のエクセクティフ・クラスの車両でさえ、トイレはショボい、いや、むしろ、若干汚いのです。
あまり(車内で)トイレしたいとは思わないレベルです。
私が乗車したときのアルゴ・ブロモ・アングレック号ラグジュアリー・クラスの車両のトイレは、日本人でもまだ使用に耐えれるレベル(そこそこキレイ)ではあるものの、いたってフツー。
プライオリティ・クラスの車両のトイレだけ、全く別物なのです(笑)
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