【電車ネタ】インドネシアの首都・ジャカルタ首都圏の電車の変遷

インドネシアの「電車」

インドネシアで唯一、ジャカルタ首都圏のみ「電車」が走っています。
※ 2018年の8月にアジア競技大会の開催に合わせて南スマトラ州パレンバン市内に第三軌条方式の「電車」が開業しました。

首都圏近郊電車のため「コミューターライン」と呼ばれたり、この呼称以前は「KRLジャボタベック線」と呼ばれたりしています。
KRL:Kereta Rel Listrik の略。「電車」を意味する。
ジャボタベック(JABOTABEK):ジャカルタ首都圏を構成するジャカルタ(Jakarta)、ボゴール(Bogor)、タンゲラン(Tangerang)、ブカシ(Bekasi)の頭文字を合わせたもの。


出典:KRLコミューターライン公式 より

ちなみに、ジャカルタ首都圏及びパレンバン市内以外の列車は、すべて非電化区間の走行のためディーゼル車です。

 

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現在の電車

では、まずは、ジャカルタ市内で運行されている「電車」をご覧いただきましょう。


ジャカルタコタ駅にて


マンガライ駅にて

 

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが….
現在ジャカルタ首都圏で走行している「電車」のほとんどが、JR東日本や営団地下鉄(現:東京メトロ)、東急電鉄でかつて走っていた車両です。

要するに、それらの「お古」です。

方向指示幕が機能していない車両はまだ多いものの、車内はキレイですし、エアコンはきちんと稼働していますし、車内の電灯はきちんと点きますし、扉の開閉はきちんと行われ閉じてから走行し、、、
乗客はきちんと車両内に乗車します。

また、最善と最後の車両は女性専用車両となっており、電車には保安要員も乗車しています。
(私はかつて、間違って女性専用車両に移ろうとした時、女性保安要員に「ドスコイ!」されながら見事に「押し出し」を喰らいました…)

 

それはさておき、、、、

ちょっと前までの電車は…

何故、「車内はキレイ」「エアコンは点く」「電灯は点く」「扉は閉まる」「乗客は車両内に乗車する」というごく当たり前なことを申し上げたかというと…..

 

以前は、ジャカルタ首都圏の電車の名物(当時)と言えば、、、

わかりますか??
扉は開いたままで走行しています(当時)。

朝のラッシュ時…(当時)

 

そして、極めつけというかジャカルタ名物の真打ち(当時)と言えば、、、、

乗客が屋根の上に乗っています(当時)。
(撮影場所:ジャカルタ・ガンビル駅(2009年))

みなさん、屋根の上がお好きなようで….

Kenapa?? (インドネシア語で「なんで??」)

 

私の友人(インドネシア人)曰く「屋根の上のほうが気持ちいい」だそうです(汗)

車内だとラッシュ時(彼は当時、大学通学時)は暑くて窮屈で耐えられないから、率先して屋根によじ登っていたとか…

※注意:今は屋根に乗ることは全面禁止されています。見つかったら高額な罰金を課せられます。

 

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以前は電車も等級があった

今はもうクラス別の電車は廃止されて1種類に統一されましたが、以前は首都圏電車も「エコノミークラス」「エクスプレス」がありました。

 

エコノミークラスは、
・ エアコンなし
・ 扉は開閉しない(開きっぱなし
・ 車内の電灯もまともに点かないのが多い
・ 屋根の上に乗り放題

エクスプレスは、
・ エアコンあり
・ 扉はきちんと開閉し、閉じてから発車する
・ 車内の電灯はまともに点く
・ 屋根には誰も乗らない

エクスプレス(当時)の電車です。
日本の電車のお古が「エクスプレス」電車として充当されておりました。

 

2012年に「エコノミークラス」電車に乗る機会がありましたので、乗車体験記をご紹介します。

 

 

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