【インドネシア・スラバヤ】英雄記念塔 Tugu Pahlawan
インドネシアへ旅行(あるいは所用で渡航)した時にでも立ち寄っていただきたい、インドネシア独立(または独立戦争)に関連する見どころを紹介していくシリーズ・・・
その 4
スラバヤ(Surabaya)
スラバヤは、東ジャワ州の州都であり、インドネシア第 2 の都市。
スラバヤにある、インドネシア独立(または独立戦争)に関連する見どころ…
英雄記念塔(Tugu Pahlawan)と、11 月 10 日博物館(Museum Sepuluh Nopember)
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インドネシア独立戦争とスラバヤ
インドネシア独立宣言(1945 年 8 月 17 日)の後、独立阻止と再植民地化を目論みインドネシアに再侵略を開始した英蘭連合軍のうち、英軍が 10 月 25 日にスラバヤに上陸し、11 月 10 日に最初の大規模衝突(インドネシア独立戦争の発端)がスラバヤで起き、一時は英軍を撃退しました。
英軍撃退後 1 ヶ月弱で逆に英軍に鎮圧されてしまうのですが、これがインドネシア国民の独立への闘争心に火を点け、インドネシア国民を一つにした、とされています。
インドネシア独立戦争の発端となったスラバヤは、英雄都市(Kota Phalawan)とも呼ばれ、インドネシアでは 11 月 10 日は「英雄の日(Hari Phalawan)」になっています。
(但し、祝日ではない)
英雄記念塔
約 4 年間のインドネシア独立戦争を経て真の独立を勝ち取った後の 1952 年 10 月に独立記念塔は完成し、同年 11 月 10 日、スカルノ大統領によって落成式が行われています。
高さ 41.15 m。頭頂部付近の直径は 1.3 m、基部の直径は 3.1 m。
塔はまっさらの円柱状ではなくギザギザ状になっており、11 の突起と 10 の凹み(11 月 10 日の意味をこめて)になっています。
敷地正面
落成式でのスカルノとモハマド・ハッタ、の像
独立記念塔
塔を少し横から
11 月 10 日博物館の入り口
ジャカルタの MONAS と違って塔自体の内部に入ることや頂上へ上ることはできませんが、同じ敷地内に博物館があり、こちらは「11 月 10 日博物館(Museum Sepuluh Nopember)」と名付けられています。
11月10日博物館
博物館内部は、こんな感じです。
(入場料は 5,000 ルピア(約 50 円)、2018 年現在)
Merdeka ataoe Mati ! (独立か死か!)
一番下の画像内の赤文字で記されたこの言葉は、スラバヤの戦いにおけるインドネシア軍司令官ストモ(Sutomo)がインドネシアの若者を鼓舞し指揮するために用いた合言葉。
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英雄記念塔の夜景
また、この英雄記念塔は、夜にはライトアップを楽しむこともできます。
(敷地内には入れますが、博物館は 16:00 で閉館です)
位置はスラバヤ・パサールトゥリ駅(Stasiun Pasarturi)とスラバヤ・コタ駅(Stasiun Surabaya Kota)の中間くらいにあります。
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